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「あの夏の日とともに忘れたでしょう」 [音楽]

誰しも、夏の想い出があるでしょう。

「あなたの愛した人の名前は、あの夏の日とともに忘れたでしょう・・・」 因幡晃『わかって下さい』の一節だ。

私は、この曲を聴いて、涙が止まらない時季があった。 

ちょうど、夏も終わる頃だった気がする。

最後の時を過ごした春から、数ヶ月経った頃なのに、彼女似の人と街ですれ違うと、しばらくしてから振り向いてしまう。

もうこの街にはいないことがわかっていても、それでも「もしかして・・・・」を考えてしまう。

暑さが残る街並みの中、つねに心は寒かった気がした。このままではその年の秋の風は、まともに身体を貫通してしまうような辛さがあった。

「時折、手紙を書きます。涙で文字が滲んでいたなら、わかって下さい」

わかってあげられるが、それ以上に、姿がないのが苦しい。苦しさを増す手紙など、届かない方が良かったかもしれない。

・・・・・若き日の思い出でした・・・・・・

因幡晃・・・・1975年、第10回ヤマハポピュラーソングコンテストに『わかって下さい』で出場し最優秀曲賞

 

 


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ken_jp

青春っすよ。
ken_jpにもあります。

by ken_jp (2009-08-05 08:44) 

masayuk

To ken_jpさん
青春を思い出すこと自体が、青春かもしれません。
いつまでも、そうしていたいですよ。
by masayuk (2009-08-05 14:38) 

whitered

当時、大好きな歌でした。歌詞をよく考えてみると、少し女性的な視点の歌ですね。というか、未練たっぷりでよけい嫌がられるかもしれませんね。終わりを知るべきか、友だち関係に発展させるかですかね。
by whitered (2009-08-05 16:54) 

masayuk

To whiteredさん
現実的には、きっぱり諦めた方が得策ですよね。
が、そう思ったんでしょうが、思い出しちゃうんですよね。
それだけインパクトの強い相手だったんでしょう。

わかる気がします・・・。
by masayuk (2009-08-06 12:27) 

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