行進曲 [音楽]
FM放送では、懐かしき行進曲が流れていた。
ふと、学生時代を思い起こすと、行進曲にはいろいろな思い出がある。
私は、高校時代に吹奏楽部に所属していた。パートはフルートであった。
同期新入生の入部者は20人程入部であったが、卒業の時は6人であった。
この吹奏楽部の入部募集は、今、思い起こせばとんでもない方法をとっていたような気がする。
部活は音楽室を使うのであるが、この音楽室は校舎とは別棟に建てられていた。放課後、音楽室で演奏するのは、新入生に気を引くために、当時、誰もが耳にするポールモーリア・グランドオーケストラの音楽など、ムードミュージック的なものや、映画音楽を中心に演奏していた。
ちょっと気になって、音楽室を見た瞬間!・・・音楽室へ強制招待となる。当然、入部の意思を見せないと、帰りの音楽室のドアは開くことがない。
文科系部活と思いや、完全な体育会系だった。
と言う訳で、この部に好きで入部した者は、数人しかいない!私は、その数人だったが・・・・。
そんなわけで入部したが、4月末までに先輩から課題曲が出された。行進曲「双頭の鷲の旗の下に」だった。4月最終日に1年生だけで演奏することになっている。合格しないと罰が与えられる。
その罰だが、通称「おすわり」と言って、音楽室の床に1時間程、正座させられるものだ、板の間なので、結構厳しいものだ。
必死になって、暗くなるまで練習をして、その日を迎えた。
1年生の演奏は始まった。何とか最後まで通すことが出来た。結構、まともに出来たと思ったが、結果は「おすわり」だった。理由は、「なんとなく・・・」だった。
その後、毎週にように、何かと理由をつけて「おすわり」は続いた。
そんな先輩方だが、社会に出ると、「同じ釜の飯を食った仲間」と言うことで、結構付き合いがあるものだが・・・・・・冗談じゃない!
私たちが3年生の時、「おすわり」は過去の遺物として葬られた。
そんな変な体育会系吹奏楽部だが、1年生の秋に、定期演奏会が開かれた。市民会館のステージに60人程乗ったが、その半分は現役音大生だった。当時OB会が、音大に進学した先輩を中心に、招集したからだ。
さすがに、定演の本番は、全曲すばらしい演奏だった。
本番前リハーサルの時に、指揮者から指示が出た。「高校生は、無理して吹くな!!」
県内の吹奏楽関係者を多数招待した定期演奏会だったが、高い評価を得て終了した。当時としては、全国でも高校生で演奏していない曲も披露された。(結局、高校生は演奏していないが・・・)
そして、翌年からの定演に対して、OB会から要求が出た。この定期演奏会の演奏を超える事が出来なければ定演は中止!!
その後、定演が行われることはなかった。
私は小学校の時、ユーフォニュームを吹いてました。
富山には吹奏楽の甲子園”普門館”大会で何度も金賞を取っている富山商業高校がある。部員は119名。定期演奏会は
今年で52回を迎える。私も毎年行っている。4回ある演奏会は
2000人がいつも満員になる。チケットの取得も困難。ドリル演奏もすごいでは済まされない。吹奏楽は体育系というのはこの高校をいつも観ているとよくわかります。
by komo (2009-06-12 08:08)
To komoさん
富山商は有名ですね~。
その観客動員数は、半端じゃないですね。
演奏している方も、大満足ですね。
部員全員がステージに乗ることは不可能なので、競争もあるんでしょう。
頂点を極めるには、相当の苦労が感じられます。みんな努力家なんでしょうね。尊敬します!!
by masayuk (2009-06-13 22:43)