朝から晴天! [健康]
風邪気味の体調が3週間程続いたが、やっと調子が戻ってきたようだ。
朝の快晴が気持ち良く感じたのは久しぶりのような気がする。
昨夜まで、提出書類に追われ一分一秒の争いをしていたが、何とか期日までに間に合ったようだ。体調不良になると、処理能力が低下するのを痛感!やはり、仕事やプライベートをこなすには健康体でなければならないようだ。
と言うことで、今日はややマイペース(いわゆるスローな展開)で机に向かっている。
12月も半ばになると、いろいろな予定が入っていた時代を思い出す。今はのんびり過ごすことが出来ているが、若い頃は良く動いたものだった。
年末になると、以前は街のあちこちで、ベートーベンの第九が流れていたような気がする。年末の第九の風習は日本だけなんだが、どうも忙しい日本の師走には、あの第九の第四楽章はお似合いかもしれない。
昔々あるところに・・・・・ではないが・・・、若い頃、私たちの高校のOBを中心に市民吹奏楽団を結成したことがある。当然、定期演奏会を開催したものだが、その時期もこの冬だった。
正装しているお客さんが、ロビーでパンフレットを持って、開演を待つ姿は、袖側から隠れ見ると、スターになった気分で結構いい感じがする。
私たちの定期演奏会は日曜日の14時開演だった。会場は市民会館大ホール!駅からは歩いて15分くらいだ。
前日には、宣伝カーが音楽を流しながら市内を廻った(運転手は私だったが)。
私たちの田舎町では久しぶりの祭典だった。
予想では、駅から市民会館に向かって歩く人が多く見られる感じだ。なので案内看板は設置しなくても人の流れでOKと判断。
一応、市民会館玄関には、定期演奏会の立て看板も立ててある。この看板は3日前の夜に、町外れの電柱に括り付けてあった捨て看板を集めて再生したものだが・・・。
当日、小ホールでリハーサルを終えて、午後からの本番に備えた。お昼を食べながら会館の外を見ると結構に人がいる。
ちょっと、御爺ちゃん、御婆ちゃんたちが多いが・・・・文化的な街ってことで納得!!
14時開演、緊張しながらステージの上で幕が上がるのを待った。「上がった!!!」
「いない!!」「人がいない!!」
大ホールの真ん中あたりに、近隣の吹奏楽団のメンバーが10人くらいいたようだが、あとはほとんどいない!
あのお昼に人たちはなんだんったんだろうか!
後から解ったが、午前中に大ホールで民謡の大会があったようだ。
演奏会は、2時間半に及んだが・・・・あまりにショックで記憶にない。記憶に残したくないが、残っているのは・・・・・ガックリして気を抜いたため、オーボエのリードが歯にあたり、割れてしまった。その直後の曲はワーグナーの「エルザの大聖堂への行列」・・・・曲の前半にオーボエのソロが見ものなんだが・・・・・・・
完璧にチャルメラになった。その以来、私はトラウマになり、明星食品のラーメンは食べられなくなった。最近CMでチャルメラおじさんが出始めたが・・・悪夢が蘇る!!!!早くあのCMは止めて欲しい!!!
わが街は、「音楽的文化」は全くない!!と感じたあの若い頃の冬だった。
余談だが・・・・そのわが街に、一度だけ「東京フィルハーモニー管弦楽団」が来たことがある。市の教育委員会の協賛だが、私たちの高校のOBで音楽関係者が協力して開催にこぎつけたようだ。
私はホールの照明担当をやることになり、演奏前後の司会者にスポットライトを当てる担当だったので、照明室で演奏を聞くことが出来た。
ガックリ・・唖然・・ぼう然なことが起きた!!
わが街の招待されたお客様よ!!!頼むから、交響曲の楽章が終るたびに拍手はしないでくれ!!
も~最高!!
私、先生のこと大好きだ・・・涙が出るほど笑った。
ちょっと落ち込んでる気持ちがすっ飛んだ。
たまらなくおもしろい。そして、すごくよく分かるの。私、よく母の実家(ど田舎)にあずけられてたから目に映るようです。よくカラオケ大会とか、演歌の歌謡ショーに連れて行かれた。だから、音楽が好きなんだと思って、自分の先生のコンサートに招待したら(爺・婆を)、1楽章と2楽章の間で拍手、顔から火が出そうだった(笑)。それをちゅういすると、今度はこっくりこっくり、爺はいびきをかき始める始末。若き乙女は、それ以来二度と爺婆を都内に連れてくることはなくなりました。そんな爺婆も今はなく。私の隠しておきたい思い出です。
by yuuri37 (2010-12-15 13:51)
思わず、吹き出して・・・
体がゆれるように笑わせて頂きました~(^o^)~
本当に楽しく読ませて頂きました。
お陰様で、心身共にストレス解消できました。
上記の方と同じように先生のフアンです♪
by SAWA (2010-12-15 17:33)
To yuuri37さん
わが街は、江戸時代に戻ったような音楽的な常識はない田舎です。
またまた余談だが、T音大ウィンドアンサンブルがきた時、ヘンデルの「水上の音楽」を演奏しているときに、市民会館の非常ベルが誤ってなってしまった。
普通は大騒ぎだが、市町村から招待されたお客さんは、それも演奏と思っていたようだ。
by masayuk (2010-12-16 12:54)
To SAWAさん
元気になって良かったですよ。
しばらく登場しないから心配してましたよ。
冬はなかなか外へ出ないので、記事の話題が乏しいのですが、お越しください。
by masayuk (2010-12-16 12:58)