なごり雪
金曜日、我が街にも雪が降った。
雪は情緒が深い。
あの名曲、かぐや姫の「なごり雪」を想い浮かばせるような突然の雪だった。
その「なごり雪」だが、イルカが歌っているのがメジャーになっているが、個人的には、かぐや姫の伊勢正三(作曲)が歌っているのがいい。そもそも、男の子が女の子に対して歌う曲なので、気持ちの入り方が違う気がする。
その現実を歌にして表現するのが、当時のフォークソング!正やんが想い出を歌に綴ったこの「なごり雪」、かぐや姫の名曲の一つでしょう。
裏の竹林も雪化粧。
裏庭も雪が積もった。
「雪」が積もると、遠い学生時代のことを思い出す。
高校時代、教室の私の席の後ろにI君が座っている。
私の通った高校は、2年生になるときクラス替えがある。理系クラスと文系クラスに分かれる。そのまま、3年次も過ごす。2年間同じクラスとなるわけだが、席替えが殆どない。アイウエオ順で席が決まる。つまり2年間同じ順番となるわけだ。
I君が2年間、私の後ろに座っていると言うことになる。
彼とは、1年生の時に、部活で一緒になるが、2年生になるとき、彼は受験勉強を理由に退部した。
その後、彼の受験勉強は続いた。高校卒業後、2年間受験勉強をしていた・・・?
ともあれ、彼との再会は、数年後の冬だった。
東京池袋の西武線で、偶然、彼と会う。
電車内で話しをすると、近くに住んでいた。私の居所は、椎名町。彼は東長崎だ。ホント近かった。
その後、度々、いっしょに遊んだが、ある時、ウィンタースポーツをすることにした。それはスキーだ!
数日後、スキー場へ行った。栃木県のスキー場で、リフトは縦2本で、最長800mくらいの小さなスキー場だ。
彼を見て、びっくりしたのは、そのスキーウェアーだ。・・・コーディロイ系サロペットパンツに、ゴアテックスのウェア。サングラス。・・・・かっこいい!!。昔から、格好つけるとこはあった・・・・。
私は、オーバーズボン系のありふれたウェアーだが、一応滑れる。
取りあえず、リフトに乗り、数分かけて、何度か転がりながら下りてきた。彼は、いつのまにかいない。しょうがないので、勝手にリフトに乗り、数分かけて下りることを繰り返した。
30分くらいして、リフト乗り場で彼と会う。私は彼に言った「滑るの怖いなら、いっしょに滑ろうよ。教えてやっから・・・」「はいよ」
リフトを下り、「行くぞ!」と彼に言った。「はいよ」と言ったが、様子がおかしい。なんか、スキー板に座るような格好で、ゆっくり真っ直ぐ滑っている。「あんな格好で滑れるんだ」と思った瞬間、彼は立ち上がり、急斜面を一気に、ウェーデルンで降りていった。「早い!!」。コブとコブの間を綺麗に滑っている。「凄い!」
その後、私が、やっとこ、転びながら滑る脇をすり抜けていく。私がリフトを1回乗るのに対して、彼は5回は乗っている。
後から聞いたが、冬のバイトは、スポーツ店でスキーの添乗員をしていると言う。シーズン数十回の添乗員バイトをするらしい。そして、お客様のスキーを教えている。
冬の彼は、女性にもてる。スキーツアーの女性のお客様と仲良くなり、都内に帰ってからも、よくデートをしている。「冬の華」ってとこだろう。
彼はまじめな性格で、すぐに人を好きになる傾向がある。「彼女、出来たんだよ」と言って、紹介してくれたときも何度かある。
が、毎年だが、彼の恋は「雪解けともに、彼女も雪のように消える。」
春先から、バイトは、楽器屋のカセット売り場に変わる。春から秋まで彼女は出来ることはない!!。
winter again.
「なごり雪」。大林宣彦監督が映画にされていますね。
伊勢正三氏の故郷、大分県臼杵市が舞台。
三浦友和氏とベンガル氏の “友情” がうまく描かれていました。
by terazo (2009-03-02 07:26)
雪景色は本当に情緒があって、好きですo(*^▽^*)o
実は、私もスキー大好きで、股関節手術前年まで、こりもせずに行ってました。
恥ずかしながら、指導員の資格までとった、スキー大好き人間です。だから、雪景色が好きなのか、雪景色が好きだからスキーに填ったのか、、、いまは忘れましたが、、(>_<);
by SAWA (2009-03-02 10:26)
こんにちは。雪が降らなくなって、雪が降っていたころがなつかしいですね。兵庫の田舎でも毎年30cmは積もっていました。雪が降ると、学校へ行く前に道をテカテカにしてよくすべっていましたっけ。通る人もよくこけるので、おこられましたが。
by whitered (2009-03-02 18:01)
To terazoさん
「なごり雪」の映画は観ていないのですが、想像がつきます。
是非、DVDレンタルして観てみます。
by masayuk (2009-03-02 23:56)
To SAWAさん
指導員、凄いですね!
またスキーが出来るようになるといいですね。
スキー場からの雪一面の景色は別格ですからね。
by masayuk (2009-03-02 23:58)
To whiteredさん
そうですね。最近、雪が降らなくなったので、少しでも降ると懐かしく思います。
子供の頃は、冬は雪合戦って定番だったのに、最近はそんな遊びは見られませんね。
田圃に氷も張らなくなりました。
まれに降る雪は、嬉しさを感じますよ。
by masayuk (2009-03-03 00:02)
To 埜網さん
nice!ありがとうごさいます。
by masayuk (2009-03-03 00:06)
バンバン滑れたのは、若い頃の話です。
残念ながら股関節手術した人は、スキーのようなひねりの運動は禁物だと言われてます、、、、
これからは、雪景色を見て楽しみ、夢の中で滑りたいです(^_-);
by SAWA (2009-03-03 09:23)
masayukさんは、椎名町に住んでいたことが
あったのですか???よく、椎名町の駅前の
商店街の花屋さんへ行きます。
要町から、てくてく椎名町まで歩いていきます。
花屋さんを見たら、西武線に乗って池袋へ出て
池袋駅の改札を出る手前にある花屋さんを
また見て、改札の外へ出ます。(花ばっかり 笑)
by 猫パンチ (2009-03-03 11:56)
To 猫パンチさん
大学1年生の時、千早町1丁目で、城西高校の裏あたりのアパートに住んでました。
by masayuk (2009-03-03 12:43)