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風のガーデン

今晩は、ドラマ「風のガーデン」を観た。

倉本 聰 脚本のフジテレビ50周年記念ドラマ。

「人は最期の何処に還るのだろう」のテーマで、ドラマは進行している。

中井貴一が演じる麻酔科医白鳥先生は、残念なことに膵臓癌の末期ステージⅣだ。

本来の安っぽいドラマなら、奇跡のオペで完治する流れとなるが、このドラマは真実を伝え続けている。

 

膵臓癌・・・膵臓癌の発生は年々増加。今後も増えていくであろうと予想されていますが、発生の原因がはっきりと分かっていない。また膵臓癌は難治性癌の代表で早期診断が難しく、 外科切除術以外は有効な治療法が確立されていない。膵臓癌の場合、たとえ外科手術ができたとしても小さな癌が他の臓器に浸潤していたり転移していることが多く再発することが良くある。

そのため膵臓がんとわかった時にはすでに手遅れということが多い。 早期発見はどのような治療よりも治癒率の向上に貢献しますので、 どうしたら早く発見できるかという研究が意欲的に続けられているのが現状。

膵臓がんの増加に、食文化の欧米化があるという説もあり、動物性脂肪やタンパク質を多く摂取している人が多いことは事実です。 

症状としては、早期の段階の膵臓がんには特徴的な症状はほとんどありません。症状があったとしてもお腹の痛みや、 食欲が出ないなどの漫然としたもので膵臓がんだけに見られる症状ではありませんし、一般的な検査をしても身体の真ん中にある臓器であるためがんが見つかることは稀です。

膵臓がんが進行してくると、体重の急激な減少や背中の痛み、腹部の腫れ、みぞおちの辺りの痛みが出てきます。 膵頭部がんの場合には胆管が詰まることによって白目や手足などが黄色くなる黄疸がでることがあります。 黄疸に気づく前には尿が赤くなります。黄疸時には身体のかゆみや尿の色が濃くなったり、胆汁が十二指腸に流れなくなるため便が白くなります。  

膵臓は血糖をコントロールするホルモンを分泌しているため、膵臓がんになると血糖値のコントロールができなくなり急に糖尿病になったり、すでに糖尿病であった人は状態が急に悪化することがあります。血糖値のコントロールができなくなったことから膵臓がんが発見されることもあります。

 

ドラマを観て、死を目前にして、こんな冷静になれるものなのか我ながら心配。もし自分だったら・・・・と考えると・・・・・・。

私は、何処に還るのだろう!!!

 


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whitered

木曜日は必ず「風のガーデン」を見るようにしています。深刻な内容なのに、癒されるものがあります。今ある生を必死で生きようとしているところに感銘を受けるのでしょうか。
by whitered (2008-12-13 23:05) 

masayuk

To whiteredさん
現実の末期は、痛みと苦痛を見ているだけで、痛々しい状態ですが、それをドラマは、医学的にリアルで、そしてその病気を通して、家族の在り方と愛へと繋げてます。
これからが、父親の末期医療医師の行動と病気を熟知している医師である息子の言動が、注目ですね。

by masayuk (2008-12-15 12:50) 

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