森の中の部屋で自然を胆嚢 [健康]
尿管結石事件を遡る事10年前の6月。
さわやかな朝を迎えたある日、腹部の痛みを感じる。「来た!!」
じわりじわりと痛みを感じてくる。まさしく、胃潰瘍の症状。
現代の医学では、胃潰瘍の手術はやらなく、ほとんどが薬で静養となる。
自分で車を運転して市内のはずれにある静かな病院へ向かった。静養のための入院なので、美しい森に囲まれた病院を選んだ。駐車場では森の中から鶯の鳴き声が耐えまず聞こえる。
若干痛みを感じるが、診察を順番待ちで受けた。その後、予想通り検査になり、胃レントゲン、エコー等を撮り、再診を待った。・・・・そして、診断が下った。
我ながら誤診・・・・胆石(胆嚢結石)だった。・・・手術のため緊急入院!! 同じ入院でもこれまた、大変な違いだ。
エコーを確認したら、約24mmの石が胆嚢の壁に張り付いていた。いわゆる宇宙で隕石が動かないで、止まっている状態。動いたら意識不明になるくらいの激痛が来る。手術が先か、激痛が来るか順番争いの状態。
翌日、手術(腹腔鏡下胆嚢摘出術)が行われた。全身麻酔のため、気がつくとICUにいた。ICUに2日間いた(らしい)が、部屋が一日中明るいので、時間が麻痺してしまい、何日いたかわからなくなった。
その後、一般の部屋に戻り、4~5日安静。その後は、歩くことが許された。病室の窓から庭を見ると、美しい森が初夏を伝えてた。さわやかな木漏れ陽が、香林を匂わせた。自然の胆嚢(堪能)だ。
胆嚢摘出入院中に協力してくれた友人の紹介とお見舞い・・・・
N氏・・・売店で買った弁当1個(流動食のため、食べれるわけないでしょ。)
K氏・・・ビール2リットル(ビールで石を流せって?・・飲めるわけねーだろう)
Y氏・・・ケーキ数個(自分で食べてた)
O氏・・・病院隣りのゴルフ練習場から飛んできたボール10個(ゴルフやったら傷口広がるだろ!)
一応、ありがとうございました。
胆石とは・・・肝臓から分泌される、胆汁の成分が固まって臓器に溜まる物である。胆嚢炎などは、ほとんど、胆石が原因である。胆石の出来る場所によって名前が変わり、胆管に出来る物が胆管結石、胆嚢に出来る物を胆嚢結石、肝臓に出来る物を肝内胆石と呼ばれている。
原因・・・・胆石の最大の原因は、肝臓から送り出された胆汁が胆管で固まり、結石になってしまうことである。その固まる原因としては、コレステロールが挙げられる。コレステロールは体内の液に溶けにくいため固まってしまうことが多い。だが、栄養分を吸収し、老廃物を除去するレシチンと胆汁に含まれる胆汁酸がコレステロールの含んでいる胆汁を固まらないようにする作用が起き、十二指腸に液体のまま送られる。しかし、胆汁の中のコレステロールが急上昇すると、レシチンと胆汁酸とのバランスが悪くなり、胆汁が固体の状態で胆管などの臓器に溜まる。また、朝食を抜いた生活を続けていると、胆汁が胆嚢や胆管に留まり、胆汁は固まる場合がある。
「石」というと、よく生徒さんたちが、
「お茶の飲みすぎで石ができた!」と
言っていたのを思い出します。(これも激痛らしい)
胆石は、コレステロールですか・・・。
ケーキ&紅茶は、やめたほうがいいのかも・・・。(汗)
by 猫パンチ (2008-06-04 11:59)