幻の2日間

マーラーの交響曲第5番のアダージョを聴きながら、2日間の回想をする。

 

人が生きていく上で、幾度かの出会いがある。

 

月曜日の夜、ゆったりと椅子に座りながら新しく買ってきた本を読み、その本の世界に自分が入っていった。

時間を忘れ、本のページが進む中、携帯電話の着信音が　それを遮った。

友人からの誘いだった。

「たまには、ちょっと外で飲みましょうか？」

そろそろ本の世界から戻るきっかけを探していた私だが、いいチャンスだったので、すぐにOKを出した。

 

20時に待ち合わせをして、街の繁華街へ向かった。

 

友人の行きつけの店に入った。私は初めてのところだった。カウンターに6席、テーブルは５テーブルといった小ざっぱりした店だった。

友人とテーブル席に座った。すぐにキープされている友人のボトルと氷がセットされた。

店内には、他に2組のお客さんがいたが、その他にカウンターに2人いた。

カウンターで飲んでいる　と言うか　軽い食事をしているのは女性だった。

小柄で、歳は25くらいの女性だったが正確にはわからない。服装から判断すると、その僭越されたファッションは、我が田舎の方ではないことがすぐにわかる。

 

友人は、その女性を見かけるのは2度目らしい。

友人は店内のトイレに行く通りすがりに「こんばんは！」の一言をかけていった。

 

この店はフレンドリーな店で、常連が多いのは確かだが、自然に誰しもあいさつを交わす感じがする。

友人と雑談をして30分くらいしたころ、カウンター女性は帰る支度をし始めた。

椅子から立ち上がった女性に、友人は「こっちで一杯どうぞ～」と突然言った。

女性は、びっくりしていたようだが、取りあえずアルコールは飲めないらしいのでグレープフルーツジュースで乾杯となった。

続きはあるのだが・・・・・長くなるので・・・まぁいいでしょう。

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と言うことで、とんでもない日々のスタートとなった。

何か小説のような感じだが、人生　こんなことがあっても面白い！！！

 

その後、ともだち感覚の時間を過ごすことになったのだが、とりあえず　女性が入ると　私のパターンは狂ってしまうことが分かった。

 

クリスマスは近い！！まだ何か起きるかもしれない！！

 

夢を追いかけて・・・・メリークリスマス！！だなぁ。

 

このツリーは水槽の中！赤いのは本物のエビだ！・・・（大洗水族館）